令和五年十一月十一日、父が亡くなった、六十七歳だった。
気味の悪い事に祖父が亡くなってから十二日前は葬式の段取りなどをしていたのに
何事もなかったのにと、僕たち家族は呆然としている。
祖母は、「おじいさんが引っ張って行ってしまった」と言っているが僕はそうじゃないと信じたい。
こんなに一族が立て続けに亡くなる事があるのだろうか。
あのやかましいぐらい元気な父が突然、心筋梗塞からくる脳梗塞で
この世を去ってしまい家には母と僕だけになってしまった。
未だにその実感もないまま一日一日が過ぎていきとても悲しい
人間は脆い、この世での存在がどんなものであろうとも死が突然やってきて
何もかもなかったように奪っていってしまう。
でも救いがあるならば、思い出は覚えていいるがきり
消えず、例え死神にも奪えず自由で変わらない事であることだろう。
父さん、僕たち家族で色々なところに行きましたね。良いこと、悪いこと、
さまざまな人々との出会い、経験、大変なことそれをひっくるめて今の僕がいます。
そして、僕が建設業の道へ進んだのも父さんがきっかけでした。
六十七年間おつかれさまでした。姿は見えなくともあなたは、私の父さんです。
これからも、僕たち家族を遠い所から見守ってください。
そして、ゆっくりとおやすみください。
父さん、これからの事は、できるかぎり僕たち兄弟でやっていきますので、
心配なくゆるりと安らかに、のんびりしてください今までありがとう。
いつまでも、あなたは自慢の父親です。
おまたせしました。間もなく発車します、ドアにご注意ください。
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